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Whitechapel ♪「Whitechapel」

2012年07月26日 02:46

Whitechapel-Whitechapel-2012-cover.jpg
【Artist】Whitechapel >facebook<
【Title】Whitechapel
【Rate】10/10

【 DeathMetal / Hardcore / Metal

トリプルギターを擁する、アメリカはテネシー州出身のデスコア6人組による、2012年発表の4thにしてセルフタイトル作。
一聴すれば、地を這う様な重低音スラッシュリフと凄味十分のヴォーカルが全編を貫く“正にデスコア”な佇まい。ざらりとした輪郭のサウンドも相まって、無骨で重厚な威圧感に満ちています。しかしその実、演奏はかなりタイトでテクニカル。低音メロデスとも言えるギターの絡みや複雑なリズムを駆使したフレーズも要所で差し込まれ、知的な面もちらちらと顔を覗かせています。

静かにピアノから幕を開けるも、一気にそしてガンガンとボルテージを上げていく#1「Make It Bleed」から気合全開。オリエンタルなフレーズが挟まれるパートでの、すっと音圧が引く瞬間も良いアクセント。そして続く#2「Hate Creation」が圧倒的。イントロで繰り出される奇妙なリズムのリフに始まり、全編を貫く密教的な怪しさ、忙しなく吐き捨てるヴォーカルと前のめりに刻まれるギターで畳み掛ける後半など、今作中でも一際目立つ白眉の一曲。
緊張感のある曲展開も去ることながら、スラッシーに突進しながらもタメのあるリフが独特な#7「Dead Silence」や始終ポリリズミックで淡々と迫ってくる様な#10「Possibilities of an Impossible Existence」など、本作では随所に凝ったリズムが登場し、勢い一辺倒にはならないグルーヴィな側面が印象的でもあります。
#10のラストで流れるピアノは#1のイントロと同じ。哀愁漂う旋律と共にふわりとループするのもニクい子ネタといった所。

デスコアの荒々しさをアピールしつつもテクニカルな面を絶妙にブレンドさせる手腕は見事。錆付いた歯車と古びた革を想わせるジャケットアートの通り、粗暴な力強さの中にメカニカルな無機質さをじわりと滲ませた逸品です。

【for fan of what ?】
#2を聴いて、どうしようもなくMeshuggahのObZen一曲目「Combustion」を想起してしまった私。全体的にも突進力のバランス辺りObZenと近く、併せて聴きたい感じに仕上がってると思いました。そこかしこでDjentを彷彿とさせるグルーヴィーなスラッシュリフをぶち込んできたりもしますし。
後はyoutubeのコメントでチラっと見て成程と思ったんですが、Slipknotのファン(特にIOWAが好きな方)にも是非聴いて頂きたい感じです。あそこまで混沌とはせず比較的整ったサウンドではありますが、リフの方向性とか、後はヴォーカルの雰囲気とか部分的に。ぐっと来ると思うんですよね。

【↓here is the sound !↓】 曲リストも追記にて。
“Hate Creation”

いや、このそこはかとなく禅の香りがするイントロは反則でしょ。

【Track Listing:】
01.Make It Bleed
02.Hate Creation
03.(Cult)uralist

04.I, Dementia
05.Section 8
06.Faces
07.Dead Silence
08.The Night Remains
09.Devoid
10.Possibilities of an Impossible Existence
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