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Diablo Swing Orchestra ♪「Pandora's Pinata」

2012年06月27日 04:22

DiabloSOPandoracover.jpg
【Artist】Diablo Swing Orchestra >facebook<
【Title】Pandora's Pinata
【Rate】10/10

Rock / Classical / Jazz

世界の音楽、まとめてディアブロ風に料理しちゃいました。
スウェーデン出身の8人組による、2012年作の3rdアルバムです。構成はヴォーカル・ギター・ベース・ドラムのバンド編成にトロンボーン・トランペット・チェロにシンセが加わり、さらにゲストはヴァイオリン、ヴィオラにコントラバス、フルート、クラリネット、ホルンにオーボエ、ティンパニ、マンドリン・・・とかなりの大所帯です。ちなみに筆者、一応メタルバンドとして紹介しようとしております。

冒頭#1「Voodoo Mon Amour」から飛ばしています。ヘヴィなギターリフで幕を開け、続いて吹奏楽隊の得意気なアンサンブルが乗っかります。スウィング直球!な跳ねまわるリズムでギターが重い!男女ツインヴォーカルにバックヴォーカルもガンガン乗って、ネオンぎらつく豪華な一曲。

存在感バツグンの曲で始まる今作ですが、他の曲たちもキャラクターがかなりはっきりしています。様々な音楽要素が色々なクロスオーヴァーをしており、正に多国籍ごちゃまぜの様相。続く#2「Guerrilla Laments」はサンバのリズムでやっぱりギターが重い!なカーニバルチューンですし、#3「Kevlar Sweethearts」は闘牛を彷彿とさせるフラメンコちっくなラッパ隊がメタリックなリフと一緒になり重い!(しつこい)中での、優雅とも言えるヴォーカルラインが何とも哀愁を誘います。
もちろんまだまだ続きます。
二胡を連想させる中国な香りたっぷりの短いインストを経て、
エレクトロサウンドとシンセ加工済みのヴォーカル、しかもメロディーラインがミョーに歌謡曲なコーラスが滅茶苦茶に目立つ#5「Black Box Messiah」が実にデンパで異彩を放つ一曲。歌詞もこのコーラス部は記載されておらず(何語なのやら。)、一際怪しいです。
全くメタル要素の無い、ゆったりとした#7「Aurora」は、イタリアのカンツォーネか。のびやかな歌声に癒される、穏やかなひと時。そして後半、少しオリエンタルなメロディーが混ざったと思えば、
お次の#8「Mass Rapture」スパイシーなインド音楽の要素とエッジの効いたリフがガンガン効いて実にアグレッシヴ。ちゃっかりスカが何食わぬ顔で混ざってる気もする・・・。
#9「Honey Trap Aftermath」ではファンキー・スウィンギー・ヘヴィと、謎の三拍子がそろっちゃってます。
そして、散々世界各国を連れ回した末に訪れるラストナンバー#11「Justice For Saint Mary」は、チェロの刻みと悲しげなヴァイオリン、素朴なギターアルペジオが流れる荒涼とした曲・・・ではありますが、もちろんタダでは終わりません。8分を越す長尺の中でじわじわじわじわと悪魔的な妖しさが顔を覗かせていきます。そして意外な、意外なかたちで待ち受ける、狂気に染まったラストをご堪能下さい(ちょっと煽ってみたくなる位には意外でした。)

これだけ多国籍な音楽性を曲ごとにアピールしつつも、メタルでスウィング、オペラちっくにオーケストラな部分はきっちりベースに敷かれています。曲によっては次の曲の要素をチラリとフライングさせていたり、アルバムとしての流れも実は周到に練り込まれていたりもして。キワモノ感全開な割には、何とも言えない聞き易さと人懐っこさがあります。

とびきりオシャレに、そしてとびきり怪しく。ええ、そうですとも。
悪魔の躍動管弦楽団、今宵も絶好調でございます。

【for fan of what ?】
何はともあれ、「ヘンな音楽」が好きなら一度触れてみて頂きたい。Mr. BungleとかSerj Tankianソロ辺りのファンは何かしら引っ掛かりそうです。男女ツインVo.でアヴァンギャルド・・・この手の音楽ではUnexpectPin-Up Went Downが思い浮かびますが、今作の人懐っこさはこれらのバンドとは完全に別ベクトルです。Unexpectは、先日の新譜でも順調にメタル然としてましたし。
あとはチャロやヴァイオリンとギターのユニゾンリフが楽しめるので、Apocalypticaが好きな方であれば要所要所でニヤリとできるかも。

ちなみに、前作「Sing-Along Songs for the Damned & Delirious」は、「メタル×スウィング×オペラ」のちゃんぽんが楽しめる、かなりバンドの名が体を表す一枚でしたが、そこから幅広く、ある意味キャッチーな変化を遂げています。キワモノ感が薄れた様な部分は、少し評価の分かれる所かもしれません。メタル感も相対的に薄くなってます。

・・・そして筆者、今回の文章を書くために、各曲の元ネタと思われるワールドミュージックを特定すべく色々調べるハメになりました。間違ってるかもしれないので、正解が別にあれば教えて頂ければと思います・・・!
【↓here is the sound !↓】 曲リストも追記にて。
“Voodoo Mon Amour”

前作の音楽性と強くリンクした、「れぃでぃーすえんどじぇんとるめーん!!!!!!」と言いたくなる不敵ヘヴィなスウィングです。豪快・極彩・豪奢・極悪なキラーチューン。

【Track Listing:】
01.Voodoo Mon Amour
02.Guerrilla Laments
03.Kevlar Sweethearts
04.How to Organize a Lynch Mob
05.Black Box Messiah
06.Exit Strategy of a Wrecking Ball
07.Aurora

08.Mass Rapture
09.Honey Trap Aftermath
10.Of Kali Ma Calibre
11.Justice for Saint Mary

p.s.上記レビュー本文ではほぼ全曲解説みたいな感じになっちゃってますが、言及されてないいくつかの曲は、過去作から想像し易い、比較的シンプルなメタリックでスウィンギーでシンフォニックな曲、という印象です(シンプルか?)。相対的に目立ちませんが、かっこいいです。

さらに余談。
5曲目の歌謡曲なアレですが、個人的には椎名林檎とPolysics混ぜた見たいな印象でした。うん。自分で何言ってんのか良く分かんないです。
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