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T.R.A.M. ♪「Lingua Franca」

2012年03月26日 02:19

tram_linguafranca.jpg
【Artist】T.R.A.M.  >facebook<
【Title】Lingua Franca
【Rate】9/10

Progressive

ギターの2人はAnimals As LeadersからTosin Abasi&Javier Reyes両氏。サックスにフルート、バスクラリネット、パーカッションと多彩な彼はThe Mars VoltaからAdrian Terrazas氏で、ドラムにはSuicidal TendenciesEric Moore氏。一見バラバラな4人が集まり、名前の頭文字を取って付けられたバンドT.R.A.M.による、2012年作1stEP。

ディストーションの掛からないシンプルなギターに、ビリヤードや首都高速を想像してしまいそうな堂々としたサックス、限りなく繊細でタイトなドラム。それぞれの出身バンドで聴く事の出来るメタルの、ラテンの、ハードコアの要素からは遠く離れたサウンドはとても新鮮です。端々から、「思いっきりフュージョン・ジャズをやろう!」という意思が見える様な、清涼感・クールな洒落っ気に溢れた音。

ただ、音の全体像こそ違っていますが、やはりクセモノが終結しただけはあります。
#1「Seven Ways Till Sunday」のイントロで挨拶代わりに刻まれる、裏拍を強調した複雑なリズムとノリを持つリフ。
冒頭こそ高揚感のある#2「Consider Yourself Judged」でも、おもむろにシフトダウンしてからの、うだるような酩酊感をまき散らすサックス。
そしてそれぞれの出自が色濃く出た#3「Endeavor」。透明感と蒸し返す熱気、前のめりな勢いが共存しています。なんという異種交配。
歌は無く、女性ヴォーカルのものと思しきさらりとした歌詞の無い歌声が時折乗る程度。これもまた良いアクセントで、硬質なロックのビートにフュージョンの風を混ぜてくれています。

現在、プログレッシヴメタルの中で一定の市民権を得ているジャズ/フュージョンの要素。今作はその要素をクローズアップした音とも、逆にフュージョンの側からメタルの攻撃性を取り込もうとした結果の音とも捉えらる事ができそうです。

【for fan of what ?】
参加メンバーの名前を知っていれば御一聴あれ。
あと、この界隈でDjentとJazzをもじった「Djazz」というジャンルも形を成そうとしている様です。そういう新し物好き、クロスオーヴァー好きな御仁にはうってつけ!

筆者のごくごく僅かなジャズ方面の知識から、ベーシストStanley Clarkeの名前も出しておきます。

【↓here is the sound !↓】 曲リストも追記にて。
“Seven Ways Till Sunday”

最もメタリックなリフが際立っている曲。後半からの緩急を二転三転させる展開もスリリングで渋い。


【Track Listing:】
01.Seven Ways Till Sunday
02.Consider Yourself Judged
03.Endeavor
04.HAAS Kicker
05.Hollywood Swinging
06.Inverted Ballad

全6曲30分未満。するすると耳に入って行く、捨て曲無しの逸品。
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コメント

  1. シン | URL | -

    Re: T.R.A.M. ♪「Lingua Franca」

    ホントは今月のバイト代で買う予定だったんですけど
    思わぬ副収入で自分も2週間ちょっと前にこれ買ったんですよ

    いやーいいですね。
    変拍子を織り交ぜていき、メタルっぽさでありながらも
    爽やかさを同居させるっていうAAL的なスタイルに
    サックスやフルート、女性Voがのるのがすごく味があります

  2. mossgreen | URL | zniSEbEA

    Re:シンさん

    ぉおう、手に入れましたか!
    なんというか、しっかりちゃっかりAAL感出してるのがニクいですよねw

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