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The Mars Volta ♪【1st~5th全部!】

2012年02月28日 04:28

volta5.jpg
満を持してThe Mars Voltaでございます。
もうすぐです。6thアルバムNoctourniquetが3/27発売っ!(ひゅーひゅー!)(ぱちぱち)(のくたーにきっと、てなに?)(かるいネットサーフィンだと分かんなかったよ・・・)
それでですね、新譜待ちきれなくて旧譜聴いてると割と止まんなくなってうひゃあっつって(以下略

で、その勢いで各アルバムのレビューをTwitterにやってしまったので、ちょいとこっちにもまとめて行こうかなと思いまして。
我がブログで名前をかなり連呼しているバンドではありますが、アルバムレビュー自体は5thのみしか無かったり。この機会ですし、いわゆる名盤枠、行ってみたいと思います。

【EPとかLive盤とかはスルーしときます!オマーのソロもね!】
・The Mars Volta(Progressive / Rock / Experimental
  1st:「De-Loused In The Comatorium」
  2nd:「Frances The Mute」
  3rd:「Amputechture」
  4th:「The Bedlam In Goliath」
  5th:「Octahedron」

【はじまるよ!】

 ※めちゃくちゃ長いです。
 
ちなみに。それぞれ冒頭の“引用符付きコメント”は先日のツイートを転載した奴です。アルバム毎に文章量など幅がありますが、当時の文脈ゆえです。せっかくのブログだし追記していっちゃうもんね!
↓それではれつごー!↓

The_mars_volta-de_loused_in_the_comatorium-2003-cover.jpg
【Title】De-Loused in the Comatorium
【Release】2003年(1st)

“1stの疾さと暑さは、at the drive-in含めてもキャリア随一だと思います。この一枚に限っては好きなジャンル問わずお勧めしたい!!”


はい、そんなこんなで一枚目。At The Drive-Inで活動していた内のアフロ2人が再び動き出した一枚目。今まで魅せてくれていたパンキッシュでストレートな勢いから逸脱した一枚目です(しつこい)。せわしないサルサのリズムとサイケなダブの彩り、滅茶苦茶に情感豊かなヴォーカルライン、インストパートもがっつりとった大作志向・・・等々、要するにワケ分かんない事になっちゃってます。
ギターは荒々しいインディーロックからファストなハードロック的な香りまで漂わせる単音リフを決める一方でふよふよと浮遊感に溢れたフレーズもキめるわでもうてんやわんや。圧倒的存在感のギタリストOmar Alfredo Rodríguez-López氏による仕事であり全く以って私の言葉が追いつきません。
そしてベースやドラムがメインを張り正に「サルサ!」なパートや、ダブに由来するサウンドエフェクトが主役になる酩酊エレクトロなパートも存外に多く、普通のメタルやロックでよく見られる「ギター主役」なサウンドではなかったりします。その割にロックな空気を全く損なってないのは何でなんだぜ。
ヴォーカルCedric Bixler Zavala氏については先述「情感豊か」なのも去ることながら、しかしパンキッシュな空気を残し縦ノリな要素を出してくれる。
これ以後の作品にも共通しますが、音から伝わってくる熱気が凄まじいバンドです。しかも「ライブハウスを連想する埃臭くて薄暗くて密集感のある暑さ」ではなく、「直射日光や照り返し、猛暑の雨といった天候・気候を連想させる暑さ」。私は彼らを指して「熱帯夜ロック!」と呼び、事あるごとに人に勧めていますがこの呼び方は多分流行んない。
そしてこの一枚は「ハードコアにプログレッシヴな要素を加えるとかっこいい!」と解釈した多くのフォロワーを生み、ポストハードコアと呼ばれるジャンルの源流を成すひとつとなった。と思う。

“Inertiatic ESP”

ゆらゆらとした切なげイントロナンバー#1「Son Et Lumiere」から繋がる冒頭のキラーチューン。6分以上の長尺がメインの中でこの曲は短く、今作の魅力を端的に紹介出来てしまう一曲でもある。そして「Esp」を付されたもう一つの曲#7「Cicatriz Esp」は逆に12分の大作。こちらも十分に速くアグレッシヴで、今作を代表する曲です。


取り敢えずデビュー作と言う事で総括的に、濃い目に書いてみました。以降はも少し短くなるよ。あと繰り返すけど、この一枚は好きなジャンル問わずお勧めしたい!取り敢えずThe Mars Voltaで一枚、と訊かれれば私はこの1stを推します。後はお好みで2ndか4th。その次はって?3枚目行くくらいならもう全部買えばいいと思う。

29859.jpg
【Title】Frances the Mute
【Release】2005年(2nd)

“1stからの流れで行くと「前作の延長線上ながらより大作主義的に」という感じ。しかし3rd以降から振り返ると「以降のプログレッシヴな要素を全て実装しつつも1stのソリッドな質感を残した、驚異のバランス」となる。多角的だよ!”


そして2枚目ですが、ホントに大作主義的になってます。約77分の収録に対し曲数は5。後半2曲についてはそれぞれ4つ5つとチャプターを分けてがっつり聴かせてくれます。ちなみに一番短い曲は#2「The Widow」で6分弱。ついでにバラード。バラードor12分~27分という狂気の沙汰である。
しかしながら畳み掛け疾走するパートが全体に散りばめられており、長い曲の中にあって勢いを殺さず展開していきます。長さが気にならないと言うか、メドレー聴いている様な感覚です。次から次へとハイライトが訪れる。
そしてバンドとしては珍しくスペイン語(メンバー出身地であるテキサス州エル・パソでは英語と共に公用語になっています)で歌われた#3「L'Via L'Viaquez」が収録されているのも今作。
今になって改めて聴くとキャリアを横断している様にも感じる一枚。初期の魅力と現在の魅力がなかなかいー感じに同居してます。

“Cygnus...Vismund Cygnus”

一曲目。ある意味1stの冒頭に似た、切なげからの爆発!です。
アルバムタイトルは訳すと「沈黙のフランシス」だろうか。歌詞の世界もコンセプシャルとのことですが、浅学にしてそこは語れず。申し訳ないです。

the_mars_volta_-_2006_amputechture.jpg
【Title】Amputechture
【Release】2006年(3rd)

“前作までは疾走感を目立たせたサルサロックだったのが一転、脇役だったプログレッシヴな部分がメインな一枚。うだるような暑苦しさが満ち満ちていて、熱帯夜に聴くとマッチし過ぎて色んな意味でヤバい作品だが・・・手数の多いドラムやサイケなギター、浮世離れしたハイトーンVo.はひたすら耳に残る”


前作までも暑かったが今作はとびきり湿度が高い。今までは疾走ありきの酩酊パート、といった感じだったのに今作は皆無と言っていいほど疾走しない。いや、テンポ自体は速くなったりもするんだけど・・・そのエネルギーは全て「巨大な圧力」へと消化されていて、風を感じる余地が無い。
あと、ヴォーカルの歌い方がかなり変わっている。筆者は購入当時、再生直後に買い間違えたのかと思いパッケージを確認し、その上にヴォーカル変わったのかとクレジットを見て確認したという、困惑一杯の一枚でもある。実はていうか前作の「Miranda That Ghost Just Isn't Holy Anymore」でも聴けるトーンなんですけどね。裏声使ったりしてて全体的にかなり印象が違います。#3「Vermicide」まで聴いて取り敢えず困惑からは復帰しました過去の俺。

“Meccamputechture”

ジャケの趣もガラリと代わり、色んな意味で実にKing Crimsonな逸品違和感を強調させた唐突な展開も平気な顔で差し込んでくる大問題作です。尤も、私にとって一番思い入れのあるアルバムだったり。聴いてると、今でもギターのリフや歌メロをついつい口ずさんでしまいます。


ちなみに今作品発表後、オマー氏はソロ名義のリリースが目立って多くなります。ある意味、今作がそれらの「実験」の第一弾となっていたかもしれませんが真相は定かではないし彼の精力的な活動はこの時期に始まったものでもないから参考にならないか・・・(

20080210160736.jpg
【Title】Bedlam in Goliath
【Release】2008年(4th)

“3rdの暑苦しい密度そのままにスピード感を与えた、と言う印象。「こいつ・・・あんな巨体でこの速さ・・・だと・・・!?」といった風情で、彼ら特有の”得体の知れぬエネルギー”に関しては本作が圧倒的。正に熱中症注意な逸品。シンプルな和訳だが邦題「ゴリアテの混乱」も好き。”


曲の原案自体は前作のタイミングで出来た物がメインらしい。何となく1stと2nd、3rdと4thをそれぞれセットで語りたくなるのだが、その意味ではそれなりに筋が通ってたり。
「速くて暑い」そう言い表すと2ndが近い様な気がしますが、3rdのフィルターを通した速さは一味違った。ぎゅいぎゅいとノイジーなギターのトーンはハードコア的でも何でも無くひたすらにサイケです。前作の延長線上にありながら言葉にすると2ndと同じく「畳み掛け疾走するパートが全体に散りばめられており」、今作についてはただただ“圧倒”という言葉が似合う。どこかで「躁のロック」という評を見たことがあるが、正に言い得て妙なり。まぁ俺は熱帯夜ロックをゴリ押していくがな!

“Abernikula”

これで一曲目。今までの作品とは一線を画す「イントロなにそれおいしいの」である。多少の緩急こそあれど、まぁ全編こんな感じです。熱中症注意。
バンドの魅力と、そして何より独自性を余すところなく詰め込んだ一枚。ただ同時にアクの強さも随一なのでおいそれと人に勧められない。等と言いつつ筆者は発売当時、試聴3秒で即レジに持って行きましたが何か

the mars volta-octahedron
【Title】Octahedron
【Release】2009年(5th)

“一番、鈴虫の音が似合う作品です。いわゆる「暑苦しさ」がほとんど見られず、バラードがメインとなった一枚。時に物静かに、時に不穏に。バンド随一の酩酊感を活かしながらも意図的にテンションを抑えた、じんわり沁みる逸品。※但し一曲を除く。夏の帰り道には是非。”
 あ、邦題は「八面体」です。

これまた発売当初かなりの問題作扱いとなった作品。アッパーチューン一曲て。もちろん3rdの遅さとは全く違います。落ち着いた、穏やかな遅さ。
過去作のバラードを集めた様な感じとも取れますが、バラードチューンとしての緩急を聴く分にはそれともまた違う。何か作曲の手法も変えてみた、と言う話で、展開もなだらかなものです。
ちなみに「※但し一曲を除く」ですが、その曲#5「Cotopaxi」の感じとしては前作の雰囲気に近く、少し圧力を抑えてクール気味にしたかな、という印象のもの。3分半ですし、今作の全体像を崩さない程度のアグレッシヴさ。そしてこの曲に限らず、5分程度の短めな曲がメインです。そういう意味でもあっさり風味。

“Desperate Graves”

テンションは高いが、やはり情感を打ち出しメロウな曲。こんな曲からじわじわとした曲、まんまバラードな曲までを揃えています。
今作について「暑さ」が無い、とは先述の通りですが、それでもやはりそこは熱帯夜ロック(ていうかそのつもりで聴いているせいだろうか)。今作を聴いていると、熱帯夜にふいに訪れる涼しい夜風が連想されます。物悲しさに浸りたい時には#1「Since We've Been Wrong」を。


・・・・・
さて、5thをして「The Mars Voltaは落ち着いてしまった!残念だ!」と言う声がちらほらあった記憶がある。でもね、そうじゃないんすよ。彼らはあくまで「一回大人しいのやってみたかった」だけなんすよ。次はまた何か変なのやってくれるんすよ。



思っていたらば

新作からの試聴がきたっ!
“The Malkin Jewel”

ほらなー!なんかもー安心してワケ分からん!わーい!!ていうかまた何か歌い方変えてないすかセドリックさん!
「アメコミと神話にインスパイアされた」だの「短い曲がメイン」だのすでに少しずつ情報が出てきてますが、発売までもうすぐですし、変な邪推はせずに大人しく待つことにします。

・・・と。忘れてはいけない。
長文でございましたが、ここまで読んでいただき、ありがとうございました!あなたの参考になれば幸いでございます。


【P.S.】
最新作「Noctourniquet」のレビューもしました。本エントリと併せて読むと二度おいしい的な。
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コメント

  1. シン | URL | -

    Re: The Mars Volta ♪【1st~5th全部!】

    おれもThe Mars Voltaはスタジオ盤はすべて持ってますが
    このレビューで書かれたことその通りだと思う所存です(笑

    一般的には最高傑作は2ndと言われてますが、
    個人的にはKing Crimson的な3rdがスマッシュヒットです
    あ、でも5thも捨てがたいし、1stも好きだ
    4thだけは途中でしんどくなっちゃう(コラ!!)けどこれも外せない

  2. mossgreen | URL | zniSEbEA

    Re: シンさん

    やはりプログレ野郎には3rdですよ!ジャケ絵からしてもうね!

    世間的には2ndの支持が一番大きいみたいですね。普段他人の評価を見る機会が無く、さらに一通り好きだとその辺の差異が良く分からなくなります。
    ホントに6th楽しみです。

  3. クローカ | URL | dvecv9VQ

    Re: The Mars Volta ♪【1st~5th全部!】

    ジャケで言うなら1stと2ndのストーム・ソーガソンもピンク・フロイド他プログレ系のデザインしてた人なのでむしろそっちの方がと思わなくもなくもない感じですが……。

    個人的には2ndとライブ盤ですかねー。このバンド辺りから世のプログレ観と主観のずれを感じ始めた覚えがありますなー。

  4. mossgreen | URL | zniSEbEA

    Re:クローカさん

    私のプログレに対する知識の浅さが露呈したッ!しまったー!
    プログレのジャケと言うとKing Crimson・Genesis・Yesあたりを想像してしまうので、「原子心母の牛ジャケもあったかー!やられたー!」的な心境です。

    Scabdatesはありゃぁ、ライブ盤と言う名のリミックスですからね(と言うと言い過ぎでしょうか)。ひとつのオリジナル作扱いにして枠取った方が良かったかな・・・?インプロヴィゼーション全開やふー!

    わたしゃ自分の良く聴く音楽について、世の感覚をしっかり確かめた事がありませんのよ。身の回りは・・・「知らない」だったし・・・!
    なんというか、今はプログレッシヴと言うよりもアバンギャルドと表現した方が言葉の意味的には語弊が無い様な気はします。プログレはジャンル名として定着しちゃった感強い。

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