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22 ♪「Flux」

2013年09月20日 23:17

22flux.jpg
【Artist】22 >facebook<
【Title】Flux
【Rate】10/10

Rock / Experimental / Alternative

ノルウェーの苛烈なる幻想。
"New Energy Music"を標榜するノルウェーの4ピースによる1stフル作。2010年発表。

爽やかさに時折の叙情をブレンドした、叙情のハイトーンヴォーカル。軽やかなリズムに乗る、さらりとした肌触りのクリーントーンギター。・・・と、ここまでであれば優男風のポップロックを紹介する文章だが、そこで終わらないのが彼らである。
シンプルな音そのままに、鋭く攻撃的なリフを刻みまくり変拍子/ポリリズムを駆使し、その研ぎ澄まされた疾走感はスリリングの一言。そのインパクトは、イントロのカッティングから矢継ぎ早に展開していく#10「Flux」や、ナルシシズム溢れる歌メロの光る#12「Susurrus」で特に顕著。ファルセットを絡めるヴォーカルの甘さも存在感たっぷりで、ポストハードコアの攻撃性から音圧だけを丁寧にろ過した様な緊迫感は無類。くぐもったコーラスから幕開けで爆発する#1「Plastik」冒頭のリフや粘りのあるリズムでヘヴィに畳み掛ける#7「Oxygen」等、よりハードコア然としたパートも散見されるが、主軸となるのはやはりソリッドなクリーントーンサウンド。

また、そう言ったアッパーチューンをアルバムの要に据えつつ、先述の「優男風ロック」も、これで中々無視できない。スカッと明るい#4「I Am That I Am」#8「Loopwhole」での、ころころと跳ねまわりそしてふいにとろける変幻自在の歌メロ。何とも言えない青春のスケール感が眩しい。

アルバムの端々に少しずつ散りばめられたノイズ/エレクトロの要素も良いアクセント。
エモーショナルなロックが、その華奢な佇まいで前のめりに攻めていく。そんな不思議なパワーに満ちた今作は、ディストーションやシャウトだけが攻撃性を表すのではないとその身を以って照明してくれている。

【for fan of what ?】
そのスリリングな疾走感においてThe Mars VoltaClosure In Moscow、ヴォーカルの甘さに何処となく共通点を感じるMuse辺りのファンに是非にと推したい。また、本国のレーベル紹介ではRefusedMeshuggahの名前が挙がったり、国内盤帯ではToolが引き合いに出されたりと、様々なジャンルに渡り一筋縄でいかないメンツばかりが揃っているのがミソである。友人曰く「アンプラグドのProtest The Heroという評も紹介しておきたい。

【↓here is the sound !↓】 曲リストも追記にて。
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Three ♪「The Ghost You Gave To Me」

2011年10月14日 18:53

3-TheGhostYouGavetoMe.jpg
【Artist】3(Three) >myspace<
【Title】The Ghost You Gave To Me
【Rate】9/10

Indie / Rock / Progressive

ニューヨークを拠点に活動する4人組による2011年作4thです(インディー時代を含めると6作目)。

旅愁たっぷりのアコースティックサウンドにゆらゆらと囁くヴォーカル。僅かに空気が変わり、ドラムとギターがメタリックに熱を帯びて行く・・・
#1「Sirenum Scopuli」から#2「React」につながる開幕2分からジャンルレスな魅力抜群な今作。 彼ら自身が「dark yet uplifting, spiritual without any connection to religion」(“暗くしかし高揚感のある、霊的でありながら宗教的ではない”音楽)と表現する通り、薄暗さと爽やかさの同居するサウンドと、神秘的に響くハイトーンヴォーカルは本当に特徴的です。

先述の冒頭二曲や#6「One With The Sun」など、ゆったりとしたフラメンコを連想させるギターのアルペジオとハードロックなリフが共存する、力強くも牧歌的な空気をまとうプログレッシヴな曲は既にお家芸といった風情。
ダンサブルなレゲエ風のリズムからパワフルな歌い上げに繋がりソロパートはプログレメタルの風情という、様々なジャンルがひしめきあう#10「Its Alive」などなど、情報力が多く得体の知れない曲が目白押し。しかしどの曲も音の輪郭やメロディーセンスに統一感があり、不思議と散漫な印象はありません。

ハードロックなカッコよさを持つリフとプログレッシヴな展開の妙、そして唯一無二のクロスオーヴァーサウンドが光る逸品。基本的なスタイルは変わらない彼らですが、飽きさせない進化を感じさせてくれます。

【for fan of what ?】
個人的にはPain Of Salvationのファンにお勧めしたいバンド。しかも彼らより音楽性の変化が順当というか、唯我独尊な実験性がないので安心して新作を追いかける事が出来ます!(
他にはRiversideの様な幽玄プログレメタルや、Circa SurviveMadina Lake辺りのヒトクセあるポストハードコアが好きな方はお試しあれ。

ちなみに2ndもレビューしてました!こちらの方がよりアコギが目立っていて、ポストハードコアな感じが強いです。今作は割かしヘヴィメタリック。
【↓here is the sound !↓】 曲リストも追記にて。
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Three♪「The End Is Begun」

2010年11月17日 00:00

img_1_pr.jpg
【Artist】3(Three)  >myspace<
【Title】End Is Begun
【Rate】9/10

Indie / Rock / Progressive

ハードロックな激しいリフがアコースティックギターで奏でられると、ディストーションサウンドとは違うカッコよさがあったりします。だからこそアンプラグド作品も出来る訳ですが、
彼らの手にかかれば、オリジナル曲で、既にアコギとエレキのユニゾンリフです。斜め上のカッコよさでした。


と言う訳で、検索のしにくさでは随一。アメリカN.Yで活動する、3(Three)の2007年発表2ndアルバムです。
カントリーとハードロックを同居させ、さらにクセのあるエモからポストハードコア、メタルまで消化し、壮大さを以って拡がる音世界。コレは何と言うか・・・緻密過ぎる、と言いたくなる程に練り込まれています。何とも言えないボリューム感。

冒頭の通り、フラメンコなアコギとメタリックなシュレッドリフが融合したイントロが聴ける#2「The End Is Begun」は、哀愁を漂わせつつ重みを増していく#1「The Word Is Born Of Flame」からの繋ぎも完璧で、まさに鳥肌モノ。
他にも個性的な曲が粒揃いで、#5「My Divided Falling」では、意地悪としか言えないシンコペーションリフが頭をかき乱し、狙い澄ましたタイミングでハードロックなソロがドラマチックに入り込んできます。
・・・そしてこれだけひねくれていながらも、Vo.の声質はどことなく柔らかく優しげ。おまけにメロディーラインも、濃すぎる演奏陣にも負けない勢いでフックが効いています。随所にらしさをに匂わせつつ、存在感のある歌メロがたくさん。

・・・
Theも何も付けず、ただ「3」と名付けられたバンド。余りにもありふれていて、だからこそ、固有名詞として見ると強烈な違和感を覚えるこの名前。名は体を表すと言いますが、確かにこれは普遍的ロックの体をした異端児です。

【for fan of what ?】
前作「Wake Pig」と大筋では変わらない音楽性ながら、上述の”ボリューム感”は今作が圧倒的に感じます。アコギの主張はそれなりに少なくなっており、代わりにメタリックなリフやキーボードの存在感、そして歌メロがかなりパワーアップ。濃い要素が滅茶苦茶増えてます!

独自過ぎて引き合いに出すバンドがいまいち浮かんできません(’A`)「プログレッシブで重た目のエモとか聴いてみたい人に」くらいの抽象的なオチで許して下さい。o(だってThe Mars VoltaPain Of Salvationが同時に思い浮かぶんだぜ・・・?)

【↓here is the sound !↓】
 曲リストも追記にて。
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65DaysOfStatic♪「We Were Exploding Anyway」

2010年05月31日 22:59


【Artist】65DaysOfStatic (myspace:☆☆☆
【Title】We Were Exploding Anyway
【Rate】10/10

Alternative / Electronica

『私たちはいずれにしろ、感情の炸裂へと真っすぐに向かっていたのだ。』(「沈黙の65日」その一節より)

あ、すいませんアルバムタイトルの意訳です。クサいですね。

イギリス・シルフィードのポストロックバンド、65dosの2010年4thです。
一曲目のイントロから、耳を疑う。間違って買って来てしまったか?と思ってしまった。
曲の盛り上がりに差し掛かり、ギターの音圧が徐々に増していく。5分間の曲も後半に入ると「65dosらしい」質感を見せ始めるが、いわゆる“轟音”はギターではなく、シンセによる物。

今までの彼らの作品で受ける印象とは、明らかに違う。
『ブレイクビーツの無感情さと、扇情的なピアノの絡むイントロ。次いでスコールの様に降り注ぐギター。エレクトロの側面は、ギターの激情を際立たせる位置付けとして、冷たい質感で底を流れる』そんな印象だった。
しかし今作はとてもダンサブル。あるいは、無感情と激情の主従が逆転している印象。

上記M1「Mountainhead」を筆頭に、攻撃的なエレクトロサウンドで攻めつつ、従来のサウンド・切なさを吐き出すフレーズ。激情が薄いフィルター越しに見え隠れする曲を軸に展開していく。特にM7「Go Complex」は、エレクトロ/轟音がせめぎ合うように展開していく、振れ幅の激しいスリリングなキラーチューン。

聴いていて戸惑いつつも、確実に引き込まれて行くのを感じる。

今までの路線にかなり近い曲として、M4「Piano Fights」のような曲も。オルゴールなイントロが可愛らしい。



【for fan of what ?】
今作はポストロックとして紹介するより、JusticeからDaft PunkThe Prodigyといったテクノ・エレクトロ勢としてお勧めしたい逸品。「轟音ポストロック」の括りから見ると、以前に増して異端な音に感じました。

【here is the sound !】
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3 ♪「Wake Pig」

2010年02月07日 16:24

3-wake pig
【Artist】3
【Title】Wake Pig
【Rate】6/10

Indie / Rock / Progressive

エッジの効いたリフに、大胆に絡んでくるアコギ。
音程高めに攻める、結構さわやかなVo.
民族音楽っぽい雰囲気があったり、草原でも似合いそうな爽やかな曲があったり。とても説明しにくい音像です。

1曲目から5曲目までの流れが個人的にはアツい。後半戦はじっくり聴かせにかかってます。

【for fan of what ?】
Opethのアルペジオが好き、Dream Theaterのバラードが好き、Porcupine Treeの様な幅広いロックが好き、そんなあなたに。
個人的にはThe Integralを一緒にお勧めしたいです。

【where is the sound ?】
myspaceで試聴できます→♪♪♪



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