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Zach Hill ♪「Face Tat」

2011年05月10日 00:00

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【Artist】Zach Hill >myspace<
【Title】Face Tat
【Rate】8/10

Thrash

Hellaの超絶変態ドラマーと名高いZach Hill氏。2010年発表の今作は、彼のソロ名義2ndです。

タフでいて自由奔放なドラミングの彼。民族音楽的な空気をなんとなく孕んでおり、時折呪術的にも響いてきます。手数も凄いがそれ以上にスリリングな味わいがクセになるのです。
そして、「Drums:Zack Hill」に留まらず、ヴォーカルを始めとしてキーボードに至るまで一通りを彼自信が手掛けています。さらにNick Reinhart氏(Tera MelosのGt.)など、Tera MelosDeerhoofNo Ageのメンバーがさらに周りを固めて・・・といった風情。

そこはかとないケチャな雰囲気のちゃかちゃかとしたドラムとスティールドラムを模したギターサウンドが繰り返される#3「Ex-Ravers」。強烈な酩酊感を誘う、シンプルで執拗な一曲。
一方でヒリヒリとした切れ味のあるギターのハードコアな#11「Total Recall」。ストレート疾走感がアルバム通してのサイケな音像と合わさることで、妙に刹那的というか・・・何とも言えない“劇物”感が漂っています。
そしてZach Hill & Carson McWhirterという完全にHellaなタイトルトラック#12「Face Tat」がヤバい。激しく叩きまくるドラムとぐしゃりと潰れたファズサウンドで弾きまくるギターのせめぎ合う3分半。この曲の為だけに買っても損はしません。

ある種有機的な、彼のドラムサウンド。それに乗っかるのが、人力ブレイクビーツの様な細切れギターやノイズそのもの、エフェクトでサイケデリックに反響するヴォーカル(歌と言うより掛け声に近いような・・・メロディーも、あるような・・・)などなど。実に捉え所のない音楽をやってます。断片的な歌メロがうっかりキャッチーで、それが不可思議さを見事に際立てている逸品。

【for fan of what ?】
メンバー出身バンドとして、HellaTera Melosなど。また、Battles辺りのマスロックの極致を好む方にオススメ。キャッチーさのバランスは、個人的にTera Melos最新作「Patagonian Rats」より安定して聴こえました。
Vo.の感じで、Wild Orchid Childrenを少し思い出しました。エレクトロ要素こそないですが、音の輪郭なんかは共通する雰囲気を湛えています。

【↓here is the sound !↓】 曲リストも追記にて。
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Zoot Woman♪「Things Are What They Used To Be」

2010年09月20日 00:00

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【Artist】Zoot Woman >myspace<
【Title】Things Are What They Used To Be  
【Rate】10/10

Alternative / Pop / Electronica

Madonna、Killersのアルバムプロデュースや、Lady Gaga、Justiceの楽曲リミックスで有名なStuart Price氏が率いるバンド、Zoot Womanの2009年作3rd。

音の核になっているのは、80年代を思わせるエレクトロ・ポップの質感。独特の無機質で冷たい雰囲気の中で淡々とビートが刻まれ、少しずつちりばめられたノイズが、控えめに耳をひっかきます。
一方、かすれ気味に囁くボーカルは、とても感情的。優しくも儚いメロディーラインには、すっと惹き込まれるような魅力と存在感を感じます。

そして無視できない、歌詞の切なさ。「#1:ただの友達」「#2:君の側にある孤独」「#8:思い出」「#10:かつてあった彼らのかたち(=アルバムタイトル)」・・・めぼしい曲タイトルを訳してみるだけで、十二分に伝わってくる物悲しさ。歌詞も後ろ向きな表現に満ちています。そのつもりで聴くと印象も変わってくるもので、ボーカルラインの優しさが嘆きのため息に聴こえ、控えめなノイズのアクセントも、心の亀裂を暗示しているのかと思ってしまいます。

星でも降ってきそうな拡がりのある音に乗せて、しかし余裕なさげに『君はただ、僕の友達でいたいだけなのか。』と訴える#1「Just A Friend Of Mine 」
そして、軽やかなビートとロボロボした音がどこかコミカルな#8「Memory」では、別れを受け入れる事が出来ない主人公の苦悩と、少しの狂気が歌われています。

嗚呼どこまでも哀れな物語達。リズムに乗りながら、しんみりと聴こうではないですか。

【for fan of what ?】
Daft Punkの様なダンスミュージックで、特に歌を主体にした物が好きならゼヒゼヒ。あとはTHE DOMUSというバンドを、よく関連バンドとして目にします。
キーワードは、「泣きの美メロと歌詞世界」「刺激少なめエレクトロ」。

歌詞の哀愁っぷりに思わず日本のDEEN小田和正を思い出しましたが、その辺りは余談。
【↓here is the sound !↓】 曲リストも追記にて。
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Zu♪「Carboniferous」

2010年04月01日 17:36

Carboniferous(2009)
【Artist】Zu (myspace:☆☆☆
【Title】Carboniferous
【Rate】9/10

Other / Other / Other

イタリア出身、キャリア10年以上のベテランです。2009年作。
ドラム・ベース・サックスと言う構成ですが、ジャズトリオでは無いと思います。どちらかと言えばプログレッシブロック。しかもかなり攻撃的な。
ベースやバリトンサックスを駆使し、ミニマルフレーズでぐいぐい展開していく。始終、呪術的な暗さ重さをこれでもかと叩きつけてきます。

曲によってはゲストでギターが参加してたり、かのマイク・パットン氏がVo.で参加してたり。ちなみに今作から彼のレーベルに所属とのことです。

【for fan of what ?】
ニヒルで暗いインストが好きなら是非。個人的には、ノルウェーの暗黒ジャズ野郎Shiningと同じ空気を感じました。

【here is the sound !】
↓よかったらぽちっと(営業)



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