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I am Robot and Proud ♪「Touch/Tone」

2013年12月26日 15:50

iaraptouchtone.jpg
【Artist】I am Robot and Proud >facebook<
【Title】Touch/Tone
【Rate】9/10

Pop / Electro / Other

くたっとかわいいころころサウンド。寒い季節におこたと一緒に。
カナダはトロントのひとりエレクトロ・プロジェクトによる、2013年5th。
ひとつひとつの音がとてもキュートで、それに浸るだけでも楽しい。細かくひとつひとつに擬音語をあてがいたくなる、それぞれが魅力的の音色たち。

ファンタジーな世界でロボが起き上がる様なイントロでスタートする#1「Kresna」昼下がりを散歩しながら、町の雑多な色々や風景の肌触りが次々と視界に入ってくるような一曲です。オルゴールの音が忙しなくころころ転がり回る#4「Circles」も楽しい。どの曲も絶妙に音圧控えめで、エレクトロの鋭角的な輪郭で満ちているはずなのにどこまでも柔らかく響きます。
雪の降る情景も見えそうな#2「Touch/Tone」でさりげなく寄り添うギターや、オルゴールをふにゃんとさせた様な音色がくつろいでいる#7「Ketok Magic」のどこか都会派なシンセなど、ファンクジャズのテイストが隠し味に効いているのも楽しい。
また、スティールパンに似た音でダンサブルに跳ねる#3「Mono The Planet」や、フロッピーディスクの駆動を連想させるじりじりとした振動音を始めノイジーな#5「Nothing Normal Sounds Good」など、しゃきっとした佇まいの曲もちらほらと。

ファミコンぴこぴこなチップチューンサウンドと素朴な生音、そして時折中華風の香りを漂わせながら柔らかく拡がっていくシンセ。陶器の手触り想起させる、無機質な冷たさと人の息遣いを感じる有機的な手触りのバランスには流石の一言。そんな今作が作り上げるほっこり暖かな風景は、なるほど寒い国で生まれた音楽。冬のBGMにとてもしっくりくるのです。散歩のお供に、こたつのお供に。

【for fan of what ?】
この手のほのぼの癒しサウンドは普段あまり触れないせいであまり連想するバンド/ユニットが浮かばないの事実だったり。Serphあたりのファンはゼヒ。そう言えば最近知ったZefs Chasing Caraが、似たようなステキサウンドを鳴らしていましたよ。
また記事編集中に見つけたんですが、No.9という国内アーティストもほっこり良い感じですね。

そして追記といたしまして。
今作は国内盤が発売されており筆者はそちらを購入しています。インストの作品ということもあり特にブックレットは無いですが、ボーナストラック収録です。爪弾くギターのイントロが印象的な#11「Anathoer Nature」と、#1のイントロが一杯に拡がった#12「XT/AT」の2曲。こちらもなかなか。

【↓here is the sound !↓】 曲リストも追記にて。
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Incoming Cerebral Overdrive ♪「Le Stelle: A Voyage Adrift」

2012年10月18日 22:43

ico3.jpg
【Artist】Incoming Cerebral Overdrive >facebook<
【Title】Le Stelle: A Voyage Adrift
【Rate】10/10

Alternative / Experimental / Hardcore

『淡々とした粗暴』。 異次元ミニマルハードコアサウンドに打ちのめされろ。
イタリア出身のハードコア5人組による、2012年作3rdフルアルバム。

冒頭#1「Mirzam」のイントロから畳み掛けるミニマルリフに圧巻。7拍子に14の音符をきっちりと詰め込んだリフが凄まじい。
疾走感のあるリズムに荒々しいギターサウンド、やはり激しく、吐き捨てる様な粗暴さ溢れるヴォーカル。こう書けばシンプルな疾走ハードコアだが・・・しかしマスロック的な方法論を消化したリフ捌きが曲者。結果シンプルでも何でもなく、プログレッシヴハードコアだとかマススラッジだとかの妙な呼び方をした方がしっくりくる音像をつくりあげている。

背後に混ざるスペイシーなシンセサウンドや呪術めいたコーラスが実にカオティックな#3「Betelgeuse」を始め、荒く攻撃的なギターサウンドでゴリゴリと刻みまくる部分が全編で目立つがもちろんそれだけでは無い。中盤音圧が引きアトモスフェリックな雰囲気からドゥーミーに鈍化していく#6「Pherkad」、一方でリフのセンスはそのままながらどこかハードロックな明るい疾走感を含んだ#9「Bellatrix」などなど。デスメタルやプログレッシヴロックの香り、そして複雑かつタイトなリズムが縁の下となり、淡々としたフレーズ達の攻撃性がこれでもかと際立つ楽曲陣は威圧感十分。

無感情と激情が一緒になった様な音像は正に無類。硬質なメタルとは違う、粗野な風貌で展開するテクニカルサウンドをご賞味あれ。

【for fan of what ?】
前作「Controverso」はもう少し前のめりで混沌としており、The Fall Of Troyからポップネスを排除し、デスメタル方面へシフトした感じ』といった印象が強く、全体像としてはDillinger Escape Planにも近いカオティックハードコアの輪郭がありました。今作はと言えばカオスさが減少した一方で、ミニマルリフ超強化によりさらに謎次元へ旅立った感があります。
「TOOLから神秘性を排除した上で邪悪さをぶち込んでみました」あるいは「Sleeping Peopleがデスメタル始めました」といった風情です。どんなだ。

素直に近いサウンドを進めるならKeelhaulでしょうか。あちらもハードコア然としながらやってる事はやたらテクニカルです。

【↓here is the sound !↓】 曲リストも追記にて。
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In Flames ♪「Sounds of a Playground Fading」

2011年06月25日 01:25

In-Flames-Sounds-Of-A-Playground-Fading.jpg
【Artist】In Flames >myspace<
【Title】Sounds of a Playground Fading
【Rate】10/10

Metal / Death Metal / Thrash

敢えて言おう。メロデスとハードロックの融合であると。

結成当初からのメンバーであるGt.Jesper Strömblad氏の脱退を経た、10thアルバムとなる今作(2011年作)。メロデスの雄として名高い彼らですが、今作はかなり趣を変えてきました。

メロディアスに刻む単音リフとスラッシュリフを織り交ぜた「In Flames一流」のギターフレーズ。シンセのスパイスも効かせたモダンな音像を武器にしつつも、今作ではさらに、有機的でハラにくる重さがプラス。ハードロック的な「フックの効き」が、メロデスの切れ味と混ざりあいながら聴き手にガツンと迫ってきます。
アルペジオからそっと始まる#1「Sounds Of A Playground Fading」のメインリフから顕著。「シャープでいて骨太」という、奇妙な感覚を味わう事が出来ます。

そして、彼らのもうひとつの武器であるAnders Fridén氏のヴォーカル。感情的なメロディーの歌い上げにディストーションをかけた様な独特のトーンのシャウトは今作でも健在。どころか、むしろ冴えに冴えわたっていると言えます。
特に、過去のキャリアでは浮いていたかもしれない、バラード100%な曲の存在。荒涼とした音像の#7「The Attic」ではつぶやく様な歌声が違和感なく沁みて行き、アンニュイな暗さと「らしからぬ」前向きな明るさが行き来する#13「Liberation」は、タイトル通り「解放」を想起させる表現力で響いてきます。

そして、完全にクリーントーン主体のヴォーカルラインにスリリングなリフが絡み、これでもかと叙情を湛えた#9「Ropes」。今作をエッセンスを凝縮したキラーチューンと言いたくなるエネルギーを感じます。

メロデスの方法論をハードロックへ持ち込み、鋭さを随所に見せながらも豊かなメロディーを散りばめる。メロディーとデスメタルを融合させた彼らは、ここでまた、矛盾を融合させようとしている様です。

【for fan of what ?】
バンドの超重要人物が抜けた影響はデカイです。
そんな“問題作”ですが・・・彼らを知る人向けには、分かりやすく行きましょう。
イェスパー氏のギターが好きだった人へ。今作は不要です。「彼ら一流のリフ」とは言え、当然ほかの要素が目立っていますし、ツインギターのアンサンブルもありません。ついでに言うと疾走感も控えめです。REROUTE TO REMAINのデジタルリマスターが同時発売されているので、そちらへの期待をお勧めします。
アンダース氏のヴォーカルが好きな人へ。今作は間違いなく買いです。歌メロ大幅パワーアップの今作。「メロディアスなシャウト」もがっつり聴かせてくれますし、多少のデス要素減は気になりません。

彼らのキャリアにおいて、現時点でかなりインパクトのある一枚である事は確か。In Flamesと言うバンドに新しさを求める人にとっては、過去の名盤にも劣らない魅力があると思います。個人的には、しばらく経ってからまた聴き方が変わりそうな予感がして、そういう意味でも好きな作品です。

【↓here is the sound !↓】 曲リストも追記にて。
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Infectious Grooves ♪「Groove Family Cyco」

2011年05月25日 00:32

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【Artist】Infectious Grooves  >myspace<
【Title】Groove Family Cyco
【Rate】10/10

Funk / Metal

横ノリ縦ノリが混在する。何でもアリ過ぎる、ファンクメタルミクスチャーの怪作。
Suicidal TendenciesのVo.Mike Muir氏とBa.Robert Trujillo氏(現Metallica)が「もっとファンクなのがしたい!」と始動させたサイドプロジェクト・・・の、1994年作3rdです(“サイド”と呼ぶにはかなり本腰入ってます。4thまでリリースしてまして、2010年には再始動もしてます。)

軽やかなギターカッティングから入り、ドラムのグルーヴも心地よく。音数の多いベースが重なり、気だるげなヴォーカルが『You want funky?... We got funky...』ふむ・・・実にファンキーな・・・
で、ディストーション全開のスラッシュリフですか。
・・・開幕#1「Violent & Funky」からブッ飛んでいる。

ワウワウとうねり続けるファンキーなギターとズバズバ切れるメタルなギター。超絶スラップで攻めまくるベース、ばしばし叩きつつもグルーヴィなドラム、そして若干道化めいたへにゃっと感を出すパンクなヴォーカル。
単体で存在感が凄まじい各パートが、曲の中で完全に同居してます。

「メタル化してしまったレッチリ」とでも言いたくなる#2「Boom Boom Boom」の重いやら軽いやらの音像、80年代ハードロックな出で立ちとユルめなヴォーカルを混ぜたまま延々と管を巻く#7「Do What I Tell Ya!」、緊張感バリバリなスラップベースからのおちゃらけパートも片手間に、デーモニッシュ+ファンキーという謎の足し算をしちゃってる#6「Die Lika Pig」・・・要所要所でパンクくさい疾走感やらコーラスやらが入る辺りも、嗚呼、やりたい放題。

エッジの立った要素を多く含んではいますが、リズム隊の強さもあって超絶横ノリな仕上がり。バンド名:「伝染するグルーヴ」は伊達じゃない。
【for fan of what ?】
先述のSuicidal Tendencies、そしてRed Hot Chili Peppersのファンは是非チェックして頂きたい。その他「ファンクメタル」なる謎ジャンルに反応した人など、全てのHENTAI音楽好きに。

あ、あと、スラップベース好きな奴は買っとけ。損しないから。

【↓here is the sound !↓】 曲リストも追記にて。
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I am Robot and Proud ♪「The Electricity In Your House Wants To Sing」

2011年01月22日 00:10

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【Artist】I am Robot and Proud  >myspace<
【Title】The Electricity In Your House Wants To Sing
【Rate】8/10

Pop / Electro / Other

『君ん家のデンキが、歌いたがってるよ。』
カナダのトロントで活動する、中国系カナダ人Shaw-Han Liemによるソロプロジェクト。こちらは2006年作3rdです。

何を置いても、「可愛らしい」これに尽きます。
ころころと転がるビート、メロディーとメロディーの間に空間を感じる様な、ちょっと控えめな音の密度。それにもちろん、ぽつぽつと差し伸べられる音色たちも。

さっと目の前がひらけていくようなピアノで幕を開ける#1「The Electricity In Your House Wants To Sing」。さらりエレクトロに切り替わるのに、違和感無く転がり始める。一方で、#4「Save Your Neck, Save Your Brother」では息遣いも聴こえてくるサックス、フルートのメロディーが。どこかノスタルジックな輪郭を形作っていきます。他の曲では生ドラム、アコースティックギターの音も登場し、曲を彩っていきます。
そして彼一流の踊るロック、#9「A Man That Runs Too Fast」も印象的。少しだけぴしっとした、やっぱり控えめな縦ノリが楽しめます。

昔観たクレイアニメを思い出してしまう、ほわっとしたペンギンのアートワークがとてもぴったりな音。寒い冬の朝、白い息を吐きながら聴きたい逸品です。

【for fan of what ?】
個人的に思い浮かんだのはSerphでしょうか。後はSpencer Doranもどことなく。
静かなエレクトロニカの好きな方や、ちょっと息抜きに音楽を聴きたい方なんかにおすすめです。

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