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Rage Against The Machine ♪「Evil Empire」【before the web logged me. No.2/20】

2012年06月09日 00:00

ratmEE.jpg
【Artist】Rage Against The Machine >official<
【Title】Evil Empire

Rock / Rap / Other

時はさかのぼり2003年。高校では何の脈絡も無くしかし速やかにギター部の扉を叩き、「じゃぁとりあえず、何か弾いてみたい曲とかある?」「・・・いえ、特に無いです」というかなり迷惑な単身入部をしたりなんかしちゃったりして、じゃんじゃかとフォークギターを弾いていた私が居ました。高2。
その頃聴いていた曲はゆずとか19とか唄人羽とか。aiko以外はほとんどレンタルからのMD録音だったので、現在は手持ちの音源がほとんどなくすっかりごぶさたです。改めて買うほどの情熱は今のところないのですが、当時少し弾けるようになったギターでじゃかじゃかっとやった時、「自分よりも凄い何かが、音として自分の手を通じて出てる」という感覚に酷く感動した思い出があります。
で、当時私は非常に申し訳ない感じで失恋しており、さしあたっては勉強に生きようと言う流れになっていました。英語とか、がんばらなくちゃ。
そこで目を付けたのが音楽。何が良いか。ちょっと前、お年玉をフンパツしてついに買ったエレキギターもイマイチ持て余してるし、ロックとかがいい。そうだ、何かかっこいいものが良い。私はTUTAYAにぽてぽてと歩いていき、あるCDをレンタルします。
それは映画「The Matrix」のサウンドトラック。一作目の奴です。まぁそこから後は言わずもがな。片っ端からアーティストをメモり、レンタルしていきます。で、こちらに関しては随時CDでも買い揃えて行くことになります。
そんなこんなで、あの一枚が私の音楽趣味を一瞬で激しく染め上げることになりました。そのうちのひとつが、彼らRATMと言う訳です。

さぁ前置きはこの辺にしておきましょうか。
「Evil Empire」は2ndアルバムで、1996年作です。最もリフにしろラップにしろとにかく威圧感が凄まじく、“ジャンルのぶつかり合い”という表現がぴったりな1st、そして最もトム・モレロのギターが奔放に暴れまくり謎ジャンル感が際立つ3rd。今作はその間にある、最もファンキーで、ザック・デ・ラ・ロッチャのHIPHOP的魅力が溢れた一枚、と私は捉えています。一番沢山聴いたのは3rdですが、事あるごとに良く聴くのは不思議と2ndだったりします。あくまでも比較的に、ですが。

さて先日Youtubeにて、Sumerian Records所属のハードコアバンドStray From The Pathによるカヴァー音源があがっているのを知りました。
“Stray From The Path - Vietnow (Rage Against The Machine Cover)”

彼らは思想面を含めてRATMからの影響を公言しています。オリジナルもアツいので要チェックです。
私がこの音を聴いて思ったのは「確かに、こう聴こえていた。」です。
原曲のざりざりノイジーなリフと淡々としたリズム隊、余裕たっぷりにまくしたてるラップ。私はその向こう側に、グロウルを超える叫びとメタルコアを超える音圧を確かに感じていました。だから何だという感じではあるのですが、それでも、そうだったのです。私が「Vietnow」を口ずさむ時は必ず、小さな声でも掠れた叫び声です。

音の隙間が多い今作です。しかしその隙間には彼らに一貫するエネルギーがこれでもかと詰まっていて、絶えず溢れている様に思います。その「行間の威圧感」が、未だに今作を聴いてしまう原因かもしれません。

スペイシーな効果音もどきの長い演奏がイントロに入り、切々としたパートからのヘヴィなサビで爆発する振れ幅が凄まじい#4「Revolver」や、スクラッチに似せたギターソロなどHIPHOPを連想する音を随所に見せ、要所要所のグランジ臭いコード弾きがアクセント抜群の#7「Down Rodeo」などなど、捉え所が無く妙な存在感のある変化球が多い曲が今作では多く思う。3rdでは、もう少し確信犯的と言うか、アクセントに分かり易さがある様な気がする。
キンキンと耳にうるさいイントロで開幕し、ひとつのリフを延々ゴリ押しする中でラップが冴える#11「Year Of Tha Boomerang」も存在感がある。ぐっと盛り上がった後で何食わぬ顔でリセット、歌詞をまるごと繰り返すのは個人的には地味に衝撃だった。

政治的メッセージにも触れ、私はハードボイルドな生き方を、彼らを通して知る事になります。結果、何か頑固さに拍車がかかった様な気がします。彼らの音楽を聴いて以降、私の中で「かっこいい」という言葉に大きく意味が与えられる事になりました。私の中における「かっこいい」という言葉は、壮大な哲学です。きっと。

【↓here is the sound !↓】 曲リストも追記にて。
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