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Opeth ♪「Heritage」

2011年09月16日 00:28

heritage.jpg
【Artist】Opeth >myspace<
【Title】Heritage
【Rate】10/10

Progressive

スウェーデンの産んだ「北欧の暗黒神」Opethによる、3年振り10thとなる2011年作。

底冷えのするメロトロンのサウンドに、荒涼としたアルペジオ。ジャジーに隙間を埋めて行く、密やかでも激しさを内包したドラム。丸みを帯びたギターサウンドは70年代を想わせるハードロックの趣で、そこに乗るMikael Åkerfeldt(ミカエル・オーカーフェルト)氏の表現豊かなクリーントーンヴォーカルは深く包み込むよう。大きく緩急を付け、しかし滑らかに展開していく曲は実に緻密、複雑。

・・・先入観を排除すると、このような感じでしょうか。前評判からの通り、過去作とはかなりベクトルを変えてきました。
「グロウル無し」は確かにセンセーショナルですが、そもそもメタリックですらないのです。デス要素を入れるとむしろ違和感がある、というのが実際の所。ピアノによる夜想曲を経ての#2「The Devil's Orchard」から明らかですが、鋭角的なディストーションギターも皆無です。

曲展開の妙やアコースティックギターを活かしたパート等は変わらずですが、アルペジオの表現も心なしか幅を広げた様に感じました。#3「I Feel The Dark」のイントロや後半で聴けるアコギがどことなく攻撃的。この辺は気のせいでしょうか・・・。
そして、本当にドラムの存在感が凄い。
ふわりとしたフュージョンと厳ついプログレロックが交差する#5「Nepenthe」での、静寂パートで敷き詰められる「虎視眈眈」と言いたくなるようなスネアの音など、実にスリリング。
#8「The Lines In My Hand」では曲の中心にあるとも言え、ドラムがリフの如く鳴る回りでベースやアルペジオ、ヴォーカルが絡んで行くといった風情。独特な妖しさで満ちた一曲。


長々と御託を並べましたが、ファンとして特筆すべきことは、実はひとつだったりします。「相変わらず、月夜が似合う。」私が彼らに期待するのはこれだけであり、その期待には間違いなく応えてくれたと感じています。

【for fan of what ?】
同じくデス要素無しの過去作「Dammnation」は、『Opethの音楽性を静と動と分けた時の“静”』という語られる事が多いですが、今作はそれとはまたちょっと違う感じ。音楽性を再構築した結果といった風情で、静と動は同居してます。

今作はミックスで関わっているPorcupine Treeを始めとした、プログレッシヴ・ロックのファンに広く勧めたい感じ。そしてそう言えばTrot Out the Deadが、ハードロック×プログレッシヴという路線でうっかりオススメ出来る感じでした。

【↓here is the sound !↓】 曲リストも追記にて。
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