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8/25ライヴレポ!~bilo'u編~

2012年08月28日 21:00

まだまだ続きます。8/25のライヴレポをお送りいたします。

【他バンドへの目次はコチラ。】
・jizue
・Arbus
・bilo'u

【はじまるよ!】





幕が開け、「1887」で爆発するようにスタート。スプリット収録の新曲にして、過去作とは少し違う感触の、圧倒的な突進力が前面に出る一曲。前アルバム「muzjyou」の構成に倣ってホラーなイントロから始まるかな、と勝手に想像していた私を鮮やかに裏切り、一気にフルスロットルで音が敷き詰められていく。

☆bilo'u >facebook<
【 Hardcore / Progressive / Brutal 】

bilo'uは、東京を拠点に活動する5人組。和音階を駆使したおどろおどろしい音像と高密度ハードコアが混然一体となったスタイルは無類の一言。今回のスプリットを皮切りに、次のリリースへの動向も見せている。

ドシンと構え、野太くエグいグロウルとピッグスクイールで場を威圧するヴォーカル。
重く重く、地響く勢いで叩きまくるドラム。
多弦の低音を効かせ、指引きでうねりにうねるベース。
やはり多弦を操り、ステージ内を暴れまわりながらリフを緻密に組み上げていく左右のツインギター。

Arbusとは対照的にMCを一切挟むこと無く、ある種淡々と曲を繋げていき、曲間では息を呑む緊張感をはらんだ僅かな静寂があるのみ。曰く「Red Hot Chili Peppersっぽいパートを」というアイディアから組み込まれた「Shimmer」後半でのファンキースラップパートの乱入や、「Under the skin」での雷雨の様な悲愴感が漂うアトモスフェリックな展開はまるで小休止代わりといった趣。プログレッシヴなパートを喰って行く勢いで、グラインドコアやデスコアに近い猛攻撃サウンドが空気を支配していく。

薄暗い雰囲気の演出だけに特化せず、攻めに転じた時の攻撃力をより一層増したステージングにはただただ圧倒されるのみ。Arbusに同じく「Earplug (Arbus曲のカヴァー)」「Break One's Back (原曲)」のコンボをラストに披露するまで、あっという間に駆け抜けていく時間でした。

やぁ、終わった終わった。堪能した。
からのアンコールですよええ。fufu-!
「なんか色々とすいません」と謙虚に戻ったメンバーが演奏したのは2曲。音源未収録の新曲と、あのセリフ「Hey You ,Why Dont't You Remember Me?」が入るキラーチューン「You hate me because I doropped something into the opening.」。追加の充足感を置き土産に、今回のライヴ、幕引きとなりました。


 ・・・新曲、スプリット収録に近い輪郭と言うか、マスいリフを絡めたシャープで前のめりなアツい曲でしたよっ


そんなこんなで、中々の長丁場、しっかりと楽しませていただきました。今回3バンドそれぞれ個性的でしたが、
jizueが見せるハードコアな豹変だったり、Arbusが乱入させる爽やかな叙情パートのひと時、bilo'uが演出する幻想的な瞬間、そしてもちろんArbus/bilo'uによるお互いのカヴァー曲。三者三様ではありながらそれぞれがクロスオーヴァーしリンクし合う、不思議な感覚を覚える1日でもありました。
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Arbus/bilo'u ♪「Yellow Scale -The Twist Of 2187x1000-」

2012年07月23日 17:30

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【Artist】Arbus/bilo'u >facebook:Arbus/bilo'u<
【Title】Yellow Scale -The Twist Of 2187x1000-
【Rate】9/10

Hardcore / Progressive / Brutal / Alternative

CDの帯から言葉を借りて・・・「日本を代表するカオティック・プログレッシヴ・メタルハードコア2バンド」による、6曲収録のスプリット作です。2012年作。双方、1stミニアルバムをリリースして以来の作品となります。

先ずはArbus側の2曲。
#1「Snails」は、冒頭の伸びやかなギターのソロフレーズが耳を引くも、一気にヘヴィにもつれ込む一曲。テクニカルに刻みまくるリフや不協和音をにじませるパートから爽やかでフュージョンなパートへの繋ぎが実にスムーズで、目まぐるしい割にチグハグ感が不思議と薄い。イントロのフレーズが曲の要所で繰り返され、曲をふわっとまとめている感じが何とも言えない聴き易さを生んでいます。
続く#2「Double Dealer」・・・硬派なイントロから一気に叙情派に攻め、かと思えば鮮やかに乱入するハードロッキンなソロ、からのダンサブル全開なカッティング、極めつけにハードコアな畳み掛けでスパッと締める・・・!一分半という短さながら、1曲目に反して着地点の無いハチャメチャカオティックな曲。
聴き易さに配慮している風でしっかりHENTAIしちゃってるのが素敵です。

続いて、bilo'u側の2曲。
#3「1887」恐怖心を煽るオルゴール?の音の響くSEから、一気に怒涛の攻めを見せる一曲。変拍子で不協和音のスラッシュリフが時に前のめりに、時に神経質にザクザク斬り付ける勢いは圧巻。デスコアなみの猪突猛進チューン。
一方で#4「Shimmer」は、はっきりした展開が光る曲。アグレッシヴな前半から少しの静寂を挟んだ後、叙情と怨念が行き来した揚句に最後にはコミカルとも取れる、スラップベースの踊るファンキーなパートで締める正に何でもアリな逸品。
一聴した感じ前作とはかなり印象が変わりドロドロとしたホラー感が薄まった様な印象。ですが、その実以前からの持ち味はしっかり。和音階を目立たせたリフ、不協和スラッシュリフを始めノイジーなフレーズの絡ませ方などがしっかり仕込まれています。


ラストの2曲は、お互いの曲を1曲づつカヴァーするという企画。
#5「Break One's Back (Bilo'u Cover)」Arbusによるカヴァーはそれなりに原曲に沿っている・・・んですが、原曲の持つドロドロした佇まいが薄れ、怨念が叙情に変換されている様な趣で興味深い。後半にお茶目でダンサブルなパートをちゃっかり入れてきたり、アウトロのSEがアレだったりと、なんだかんだでArbus流に料理してます。
そして#6「Earplug (Arbus Cover)」。スズムシの鳴く静か(?)なインタールードに肩透かしを食らいつつ始まりますが、こちらは原曲に真っ向から殴り込みかけてます。原曲はあくまで下敷きとして、圧力十分のリフに不協和スラッシュ、さらに叙情のはずだったフレーズも歪に転調した和ホラー仕様。bilo'uの武器を余すところなくぶち込んで仕上げてきてます。

たった22分の作品ですが、これでもかとばかりに詰め込まれ凝縮された音のエキス。「両者一歩も譲らず」という評が正に似合う、両バンドの今後の動きが否応なく気になってしまう一枚です。

【for fan of what ?】
カオティックハードコアと言えば、一概に言えないにしろ・・・ジャンルごった煮系の物とアグレッション突き抜け系の物に分かれると思っています。今作において、Arbusは前者の流れでBetween The Buried And MeNumber 12 Looks Like Youのファン、bilo'uは後者の流れでThe Dillinger Escape PlanConvergeのファンにお勧めしたい所です。しかしながら、Arbusのシャープなリフ捌きやbilo'uのホラー感は上記バンドと違った魅力として特筆しておきます。

ちなみにこの一枚、Arbusの前作と続けて聴くと妙にハマります。"Birdcages"の大団円から"Snails"の繋ぎが期せずして絶妙です。持ってる方はゼヒ。
【↓here is the sound !↓】 曲リストも追記にて。
[Arbus/bilo'u ♪「Yellow Scale -The Twist Of 2187x1000-」]の続きを読む

bilo'u♪「muzjyou」

2010年06月22日 02:04

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【Artist】bilo'u (myspace:☆☆☆
【Title】muzjyou
【Rate】8/10

Hardcore / Progressive / Brutal

日本は埼玉を拠点とする和風カオティックメタルの1stミニアルバム。2009年発表です。料理で和風ならあっさりが相場ですが・・・コチラはむしろどろっどろ。湿度の高い妖怪臭さ全開です。

不協和音や非連続的なリフの応酬で攻めまくる、カオティックハードコア的な展開をベースに、ごるごると低い、呪詛の様なデスVo.が乗る。さらに重いメロデスの要素と、荒涼とした引きの展開が加わるプログレッシヴなメタル、なんですが。
 メロデスの、メロの部分が、和音階。
・・・この非常に有機的な質感が、無機質な音像の中で一本芯を通して貫かれています。ディストーションで刻まれる和音階には独特の重さが乗っていて、始終何とも言えない怪しげな音空間を創り出しています。

いくつかある、イントロトラックから繋がる曲が鳥肌モノ。
・・・ギターとピアノのフレーズが反響する、荒涼とした#5「A later years」。三味線の音が響く物悲しい空気から曲が繋がり、一気に爆発する。次々とリフが繰り出され、アグレッシブな展開で畳み掛ける。と、不意に音が消え「Hey You ,Why Dont't You Remember Me?(ぼくをわすれたの?わすれたの?)」と弱々しくぽつり。一聴すると滑稽にしか響かないが、聴き込むとこれが中々恐怖心を煽る。後半ではぐっと悲しみを吐き出すような雰囲気を見せ、救いの様なものを垣間見せながらも、最後は断ち切る様に幕を下ろす#6「You hate me because I doropped something into the opening.」
英語歌詞で一貫していますが、そこは日本のバンド、併記された日本語歌詞もとても詩的です。ただ、詩的でありそれがちゃんと読めてしまうがゆえに、非常にホラーであります。

【for fan of what ?】
Between The Buried And Meのアグレッシブな部分に、和音階とホラーな空気を足した感じ・・・すいません全然参考にならないです(

【↓here is the sound !↓】
[bilo'u♪「muzjyou」]の続きを読む



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