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AnovA ♪「Nehan-涅槃-」

2013年07月23日 17:58

AnovA - Nehan - cover
【Artist】AnovA >facebook<
【Title】Nehan-涅槃-
【Rate】7/10

Progressive / Metal / Electronica

UKウェールズ/USフロリダ/日本東京という3ヶ国からメンバーが集まった、多国籍プログレッシヴメタル3ピースによるデビューEP。2013年作。

クリック音とノイズの点滅する無機質なイントロの#1「Part 1: Ougu No Kairou」で幕を開ける今作。大仰さを感じるヴォーカルにインダストリアルメタル的な刻みのギター、耽美なピアノの挿入など大きく起伏し、ドラマチックに展開する。

冒頭#1に続き、9分の長尺で一際ダークに攻めていく#2「Part 2: Fugen No Tobira」、甘くメロディアスな全体像を維持しながら、邪悪さの滲むスラッシュリフやダブステップとの対比が鮮やかな#3「Part 3: Ichirai No Rougoku」、エレクトロとピアノの存在感の際立つ#4「Part 4: Yoru No Itadaki」と全4パートで構成されている。
ブレイクビーツ・クラシック・メタルが3すくみとなったハイブリットサウンドに一貫した今作。ミドルチューンの重さを重視した楽曲陣は、ゴシカルなサウンドと冷徹なサウンドが融合しており、独特な色合いの荘厳さが漂う。

ラストトラックとして収録されている#3のBallad Versionはピアノ弾き語りを軸にした一曲。バンドのメランコリックな側面にクローズアップしている。

Djentやダブステップなど激しくテクニカルな要素を多く含みつつも、佇まいは徹底してメロディアス・ドラマチック。ゴシカルで退廃的な世界観をじっくり味わう一枚としてお勧めしたい。

【for fan of what ?】
いわく「X JapanMeshuggahSkrillexを混ぜた感じ」のサウンドとの事。異種交配の結果はそのどれとも違った印象ながら、歎美でメロディアス・刻みのリフ・サイバーな音像と、それぞれの影響を垣間見ることが出来る。

ブレイクビーツとメタルの交配では、ふとIgorrrを思い出した(あちらは常軌を逸した激しさがウリのため全体的な印象はかなり変わって来ますが)。


【↓here is the sound !↓】 曲リストも追記にて。
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Polinski ♪「Labyrinths」

2012年01月11日 21:54

Polinski-350x350.jpg
【Artist】Polinski >facebook<
【Title】Labyrinths
【Rate】7/10

Dance / Noise

轟音×ブレイクビーツなインストバンド:65daysofstaticsでGt.とラップトップを担当しているメンバーPaul Wolinski氏によるソロデビュー作。2011年作です。

本家65daysofstaticsと比較すると、今作はバンドのエレクトロ要素をぐっと凝縮した感じ、と言うのが第一印象です。ギターによる轟音はほとんど無く、ピアノの切なげなサウンドもごく一部。切れ味鋭く跳ねまわる音を駆使して壮大に拡がっていく#1「1985-Quest」を始め、ストイックな4つ打ちをベースにしつつも、ダンサブルと言うよりもスケール感のある、ストーリー性を感じる音像で展開していきます。

さらにノイジーな音のスコールが挟まれる#3「Tangents」や、さっと視界が開けて行く様な高揚感のある#7「Awaltzoflight」の様な65dosに近い曲も。完全にエレクトロ!な今作ではありますが、やはりあのバンドのメンバーなんだと意識させてくれます。中でも#3はダンサブルなパートとの対比が鮮やかで、目まぐるしく印象的な一曲。

【for fan of what ?】
他からの評価ではクラフトワーク初期YMOがよく引き合いに出される様子。デトロイト・テクノ好きには打ってつけ!とのことです。個人的には、Justiceの2ndやTangerine Dreamの様なサウンドとの親和性がポイント高し。
65daysofstaticsとの比較では、最新フル作が最も近いと言えます。「もうソロでやっちゃえよ」的な何かがあったのでしょうか。

【↓here is the sound !↓】 曲リストも追記にて。
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Maybeshewill ♪「Sing the Word Hope in Four-Part Harmony」

2011年04月28日 23:41

msw.jpg
【Artist】Maybeshewill >myspace<
【Title】Sing the Word Hope in Four-Part Harmony
【Rate】7/10

Pop

『彼女はきっと』・・・とても意味深なバンド名を冠する、イギリス出身のポストロック4人組。2009年発表の2ndです。

・・・
ポストロックをベースに、シューゲイザー、ブレイクビーツを混ぜ込んで、シリアスかつ切なさ全開に拡がる音世界。さらに何よりも特筆すべきは、随所に登場するポエトリーリーディング(=詩の朗読)。反響するギター、流麗なピアノ、無機質なビートに埋もれるように響く男性の声。か弱いピアノとアルペジオの中でそっけなくつぶやくような#2「Co-Conspirators 」、浮遊感漂うエレクトロニカの中で訴えかけるような#6「Our History Will Be What We Make Of It」・・・曲が展開し激しく盛り上がる演奏陣と対比して、とても耳に残ります。

また、ただキレイにまとめているだけではないのです。#5「How To Have Sex With A Ghost」を始めとして、ズシンとハラに来るハードロックなリフが主体となる曲もあり、アルバムの中にあって独特の存在感を主張しています。緩急全ての要素が入り乱れる#3「This Time Last Year」は彼らの真骨頂。

叙情的な面と冷静な面が一緒くたになった様な余韻があとを引く逸品。ヘドバンしたくなったり夕焼けを見たくなったり、実は雑多で忙しない作品でもあったりします。
【for fan of what ?】
激情のインスト、と言う意味でよく引き合いに出されるのが65daysofstatic。ブレイクビーツやピアノサウンドなど似た要素も多いですが、やはりハードロックの感触は全く違うもの。似て非なるバンドなので、片方好きならもう片方も是非。
また、Aphex Twin + Mogwaiと評される事もあるようです。

【↓here is the sound !↓】 曲リストも追記にて。
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Wild Orchid Children ♪「The Wild Orchid Children Are Alexander Supertramp」

2011年03月05日 00:00

24-wildosupertramp.jpg
【Artist】Wild Orchid Children >myspace<
【Title】The Wild Orchid Children Are Alexander Supertramp
【Rate】7/10

Blues / Breakbeat / Jungle

サイケデリックでハードコア・・・?酩酊と緊迫の混在する、不可思議極まり無い空間へご招待。

良質インディーロックレーベルEqual Visionが擁するサイケロック5人組Wild Orchid Childrenの、2010年1stです。

音数の少ないインストが随所で目立ち、もやもやとした「溜め」を軸にする曲展開。ギターは気だるげブルージーなフレーズを駆使し、そこかしこでクダを巻いている。
そんな中で異質に響き渡るのが、ラップに片足突っ込んだようなVo.スタイル。ひゅんひゅんと投げ込まれるハイトーンが独特な緊張感を生み出します。
キーボードが組み立てるリフがハードロック然としている割に、超絶スペイシーで反響しまくりなエフェクトがギターをヴォーカルをかき回すので、硬質な印象など僅かな物です。#2「Black Shiny FBI Shoes」から早速顕著で、18分半のほとんどを焦らすようなインストパートで埋めてくるHONKI過ぎる一曲。ラスト一分、シャウトなパートのあっけないことといったら・・・!やはり長いインストを挟みつつも、始終ハイテンションな#7「Birth Of A Cabin」の様な曲も。お祭り騒ぎなパーカッションで幕を開け、まくしたてるボーカルとギターの絡みにニヤリとします。

浮世離れしそうでいて妙に泥臭いサウンドは、とっつきにくくもクセになる魅力。
【for fan of what ?】
Omar Rodriguez-Lopezのソロ作品をちょっと分かりやすくしてDeep Purpleを混ぜてみて、さらにRage Against The MachineのVo.を入れてみました、みたいな様相を呈する彼ら。o(聴き比べるとそれほどでもなかったんですが、どことなくVo.の感触が3rd時代のザックを思わせます・・・)
流石はEqual Vision所属バンド。一筋縄ではいきません。

ちなみにさっきジャケ観たら、「All Sound Made With Guitar,Keys,Drums and Vocals」とか書いてました。RATMの作品で見慣れた言い回し・・・。ていうかBassが見当たらないし、5人中3人がパーカッション(うち2人は兼任)だしで、つっこみ所が満載です。
【↓here is the sound !↓】 曲リストも追記にて。
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Kid Kilowatt ♪「Guitar Method 1996-1999」

2011年02月03日 00:00

1188323494_livkilo.jpg
【Artist】Kid Kilowatt
【Title】Guitar Method
【Rate】7/10

Hardcore / Punk

Cave InのVo.Stephen BrodskyとBa.Adam McGrathとEulcidからDr.Matt Redmond、ConvergeからGt.Kurt Ballouが参加して結成されたプロジェクトバンド「Kid Kilowatt」の、唯一製作されたアルバム。の、2004年リリースになる新装盤。ボーナストラック3曲が追加されています。タイトルの通り、音源の完成は1999年ですが・・・バンドの自然消滅に伴い、結構間の空いたリリースになった様です。

特にCave In・Convergeは共に、当時既にブチ切れ系カオティックハードコアバンドとして活躍していた存在。そんな彼らが集まって何を演奏していたかと言うと、
パンキッシュな勢いをベースに叙情メロディー、浮遊感のあるギターサウンドをプラスしたロック。
・・・。
ポストハードコアですよコレ!エモい!これすっごいエモいよ!
奇しくもAt The Drive Inと活動時期が似通っているという、実は時代の最先端だった彼ら。こうなるとつい「1999年という昔にこんなことしてたからカッコイイ」という変なバイアスが掛かってしまいがちですが、気を取り直して。それだと軸がブレますから。

インドを思わせるパーカッションサウンドをイントロに、ハードコアなギターとシャウト一歩手前な掛け声ヴォーカルが絡む#1「The Scope」。さらりと挟まれる爽やかアルペジオ、エモーショナルな後半へ鮮やかに転換していく流れがアツい。
そしてパンクの疾走感とテクニックに裏打ちされたリフの切れ味、颯爽としたコーラスの掛け合いが絶妙な#6「7th Inning Song Formation」#7「Bicycle Song」
一方でメロウなアルペジオが心地よい、優しナンバー#10「Memorial Drive」など、ラフなパンクからもう一歩踏み込んだ、幅広くフックの効いた音楽性を見せてくれます。

現在のエモバンドとは違った、パンクな荒削り感。昔のパンクバンドでは先ず見られない、変拍子や緻密な展開。流石カオティックバンドの魂を持つだけあって、一筋縄ではいきません。
【for fan of what ?】
先述At The Drive Inや、パンク寄りのエモを好む方などにオススメ。
あと、Tera Melosの2010年作「Patagonian Rats」も何故か思い出しました。共に、奔放プログレなポップと言えそうな気がします。Kid Kilowattの方がよりキャッチーか。

【↓here is the sound !↓】 曲リストも追記にて。
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