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Thank You Scientist ♪「Maps of Non​-​Existent Places」

2013年03月01日 20:40

Thank You Scientist
【Artist】Thank You Scientist >facebook<
【Title】Maps of Non-Existent Places
【Rate】10/10

Progressive / Rock

何処でもない場所の地図を辿るような高揚を貴方に。
アメリカはニュージャージー州出身の7人組プログレ集団による、2012年発表の2nd作。
アカペラで始まる、アルバム冒頭の#1「Prelude」。曲のタイトルも相まって、非常に「プログレッシヴ・ロック」という印象を与える幕開けです。
が、しかし!
続いての#2「A Salesman's Guide to Non-existence」ではオルタナロック然としたギターで快活にスタートし、さらに次々とブラス隊、オーケストラのサウンドが合わさり、ヴォーカルが入ればその声はさらりと爽やかという極め付け。一気に彼らの世界観へと引き込まれていきます。

さて、この7人の大所帯。内訳はというと、ヴォーカル・ギター・ドラム・ベースというスタンダードな4人ヴァイオリン/ヴィオラ・サックス・トランペットの3人がプラスしていると言った風情。この特殊編成でありながら全く消化不良な印象は無く、しっかりと武器にした楽曲が粒ぞろいです。
キメの連続するハードボイルドなクラブジャズが脳をこれでもかとシェイクし、チラチラと顔を見せるロックな佇まいにニヤリとしている間にするりファンクへと変貌する#3「Feed the Horses」は後半につれ緩急を増していけばさらに新しい顔を覗かせ、スペインのマリアッチを匂わせるトランペットで始まる#4「Blood on the Radio」は、気が付けばポリリズミックなリフでぐるぐると攻めるヘヴィな色が際立つ。都会派フュージョンを主軸にした今作唯一のインストナンバー#6「Suspicious Waveforms」は様々な楽器の掛け合いがこれでもかと楽しめ、幻想的に始まる#8「Concrete Swan Dive」は力強いバラード調であり、全編に渡りヴァイオリンの旋律が表に出るワルツナンバーでもある。そしてラスト#10「My Famed Disappearing Act」は冒頭からギターのタッピングによる鮮烈なリフが繰り出され、ドラムの重さも際立っったフュージョンメタルな一曲。長いギターソロも堂々と、始終音圧を感じられるパワフルなフィナーレ。

全編に渡ってフックの効いたリフを揃え、しかもどのリード楽器がメインを張るかで音の輪郭がまるで違って聴こえてくる新鮮さ。テクニカルな演奏と緻密で幅広い曲展開は正にプログレッシヴ!な佇まいでありながら、始終失われない勢いとクセの無いハイトーンヴォーカルが絶妙にバランスを取っています。
予想できない曲の流れと、聴くたびに発見のあるアンサンブルのかみ合わせ。成程確かにタイトル通り、どこでもない場所の地図を辿っていく様なワクワクする逸品でありました。(綺麗にまとまった!

【for fan of what ?】
プログレファンに向けたオススメとしてはこちら、カケハシレコードさまの紹介に詳しいです。ほとんどの曲が6分前後、最長で9分半という長尺であるところも非常にプログレ的で、複雑な展開を好む御仁には打ってつけです。
そして筆者は今作を、どちらかというとポストハードコアとして気に入った節があります。ヴォーカルの声質と疾走感からはThe Fall Of Troyを、ブラス隊の活躍っぷりからはRx-Banditsを連想させ、彼らのファンには強くお勧めです。あとは、雑多な音楽要素の内包した大所帯、という意味ではDiablo Swing Orchestraなども割とリンクします。

【↓here is the sound !↓】 曲リストも追記にて。
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整然とした混沌。

2013年01月10日 00:31

新年一発目っ!今年もよろしくお願いします!
去年のまとめを仕上げたあと、ホントは続けてBandcamp経由のネタをいくつか行こうかと思ってたんですが、ちょっとそれどころではないネタが入ってきたので乱入です。

ちなみに、今回の情報はバンドアカウントからのご紹介でした。
☆Destiny Potato >facebook<
【 Math / Pop / Core 】

facebookでは常に「Potatoes!!! :)」という挨拶でタイムラインを和ませる存在でありながら、その実態は女性ツインVo.を擁する(しかもそれぞれピアノ・ヴァイオリンを兼任)Djent界隈のダークホース(※超主観)であります。先日Century Mediaと契約し、そろそろ音源出しそうな彼らです。

そのアカウントがいつものように「ぽてとー!」の挨拶に続き、
「ウチのドラマーとベーシストが今夜はこっちのバンドで演奏してくるよー」と、ある曲の紹介が。
"Organized chaos- Antidote"

(’A`)これ・・・ダークホースやで・・・!(言いたいだけ
8分の長尺ですがむしろ短いですよこれは!!!
スキマを埋め尽くす不穏な空気のイントロの中、噛みつくようなささやきから歌い上げに変わり、美麗歌メロでスケール感を打ち出す。この世界観だけでもご飯三杯は行けます。しかも彼ら、さりげなく男女ツインヴォーカルでして、3分越した辺りから始まるアンニュイデュエットも実に美味しい。
後半はぐっとメタリックなリフが目立ち、アヴァンギャルド一歩手前な壮大メタルオペラがこれでもかと詰め込まれています。

・・・そろそろ落ち着きますね。ちょっとね、ハッスルしちゃったね。
☆Organized Chaos >facebook<
【Progressive / Metal】

拠点はセルビア共和国の首都:ベオグラード。・・・えーっと、ハンガリーとかブルガリアとかのお隣さんです。ギリシャやオーストリアとも割と近いです。
メンバーは以下の通り。

Vladimir Lalić - vocals & guitars
Marta Vlahović - keyboards & vocals
Milan Jejina - drums
Bojan Kvočka - bass
Alek Darson - guitars, keyboards & production

やはり男女ツインVo.が目立ちます。
サウンドに関しては既に冒頭にてウザめに語った後ですしあっさり目にしときたい所なんですが、
ジャンルごった煮でどんどんと風呂敷を広げていく手腕
シャウトやグロウルをほとんど使わない、歌ゴコロ一杯のヴォーカル
曲ごとのバリエーションも豊かで、攻めどころはザクザクとアグレッシヴに、引きどころでは小ネタを忍ばせながらしっかりメロウに。
随所に感じられる隙の無いアレンジ、楽器それぞれの説得力を十二分に感じさせてくれます。
そんなこんなで、2011年9月にリリースされたアルバム「Inner Conflict」、バンドキャンプにて10ドルで販売中!(レーベル探し中とのことで、CD流通は無い様子・・・。

冒頭で紹介の曲はかなりメロディ寄りですが、もっとガツガツしたのも、ありますぜ。

非常に乱暴に例えさせて頂くと、Pain Of Salvationを想起させるプログレッシヴメタル感。彼らやDiablo Swing Orchestraのファン、そして全てのプログレファンに是非にと推したい逸品であります。



<おまけ>
おまけ扱いになっちゃいましたが、冒頭でご紹介、Destiny Potatoの曲はコチラ↓
"Destiny Potato - Dark Side Of You"

Djent界隈のバンドながら比較的キャッチーな音像に美麗なヴォーカルラインと、ポップ志向高めのサウンドが伺える一曲。私は割としつこく注目してたりします。よいよ!

さらに、バンドのフロントマンによるソロ作より
"David Maxim Micic (Bilo 2.0) - Along For a Ride (feat Carl Catron)"

Djentの一端を担う「フュージョンメタルのインスト」の中で、これまたかなり注目度の高い作品であります。上述ポテトさんと共通する、聴かせるメロディーに対するこだわりがしっかり芯に感じます。よいよ!!

【まとめ】2012年お気にいリスト前編【sing編】

2012年12月31日 21:48

(’A`)しわすー!
嗚呼、前編を描き上げふいに時計を観るとさらに迫る年の瀬よ(現在時刻12/31/20:10)。引き続き、恒例ネタやっていきたいと思います。
前エントリの「しゃうと編」でご紹介した10枚に引き続き、ヴォーカルがあんまり叫んでない奴として10枚ご紹介させて頂きます。繰り返しますが、2012年に入手した音源の内、良くインパクトを受け良くヘビロテしたアルバム。ですっ
今年リリースの物を多少優遇する節があるものの、基本的には新旧(こちらに関してはジャンルすら)ごっちゃまぜです。ご了承いただきつつお楽しみください。

「のっとしゃうと編」が余りにもあれなので「しんぐ編」にしたけど、これ・・・インストも入ってる・・・!

ですっ(テンション押し
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Diablo Swing Orchestra ♪「Pandora's Pinata」

2012年06月27日 04:22

DiabloSOPandoracover.jpg
【Artist】Diablo Swing Orchestra >facebook<
【Title】Pandora's Pinata
【Rate】10/10

Rock / Classical / Jazz

世界の音楽、まとめてディアブロ風に料理しちゃいました。
スウェーデン出身の8人組による、2012年作の3rdアルバムです。構成はヴォーカル・ギター・ベース・ドラムのバンド編成にトロンボーン・トランペット・チェロにシンセが加わり、さらにゲストはヴァイオリン、ヴィオラにコントラバス、フルート、クラリネット、ホルンにオーボエ、ティンパニ、マンドリン・・・とかなりの大所帯です。ちなみに筆者、一応メタルバンドとして紹介しようとしております。

冒頭#1「Voodoo Mon Amour」から飛ばしています。ヘヴィなギターリフで幕を開け、続いて吹奏楽隊の得意気なアンサンブルが乗っかります。スウィング直球!な跳ねまわるリズムでギターが重い!男女ツインヴォーカルにバックヴォーカルもガンガン乗って、ネオンぎらつく豪華な一曲。

存在感バツグンの曲で始まる今作ですが、他の曲たちもキャラクターがかなりはっきりしています。様々な音楽要素が色々なクロスオーヴァーをしており、正に多国籍ごちゃまぜの様相。続く#2「Guerrilla Laments」はサンバのリズムでやっぱりギターが重い!なカーニバルチューンですし、#3「Kevlar Sweethearts」は闘牛を彷彿とさせるフラメンコちっくなラッパ隊がメタリックなリフと一緒になり重い!(しつこい)中での、優雅とも言えるヴォーカルラインが何とも哀愁を誘います。
もちろんまだまだ続きます。
二胡を連想させる中国な香りたっぷりの短いインストを経て、
エレクトロサウンドとシンセ加工済みのヴォーカル、しかもメロディーラインがミョーに歌謡曲なコーラスが滅茶苦茶に目立つ#5「Black Box Messiah」が実にデンパで異彩を放つ一曲。歌詞もこのコーラス部は記載されておらず(何語なのやら。)、一際怪しいです。
全くメタル要素の無い、ゆったりとした#7「Aurora」は、イタリアのカンツォーネか。のびやかな歌声に癒される、穏やかなひと時。そして後半、少しオリエンタルなメロディーが混ざったと思えば、
お次の#8「Mass Rapture」スパイシーなインド音楽の要素とエッジの効いたリフがガンガン効いて実にアグレッシヴ。ちゃっかりスカが何食わぬ顔で混ざってる気もする・・・。
#9「Honey Trap Aftermath」ではファンキー・スウィンギー・ヘヴィと、謎の三拍子がそろっちゃってます。
そして、散々世界各国を連れ回した末に訪れるラストナンバー#11「Justice For Saint Mary」は、チェロの刻みと悲しげなヴァイオリン、素朴なギターアルペジオが流れる荒涼とした曲・・・ではありますが、もちろんタダでは終わりません。8分を越す長尺の中でじわじわじわじわと悪魔的な妖しさが顔を覗かせていきます。そして意外な、意外なかたちで待ち受ける、狂気に染まったラストをご堪能下さい(ちょっと煽ってみたくなる位には意外でした。)

これだけ多国籍な音楽性を曲ごとにアピールしつつも、メタルでスウィング、オペラちっくにオーケストラな部分はきっちりベースに敷かれています。曲によっては次の曲の要素をチラリとフライングさせていたり、アルバムとしての流れも実は周到に練り込まれていたりもして。キワモノ感全開な割には、何とも言えない聞き易さと人懐っこさがあります。

とびきりオシャレに、そしてとびきり怪しく。ええ、そうですとも。
悪魔の躍動管弦楽団、今宵も絶好調でございます。

【for fan of what ?】
何はともあれ、「ヘンな音楽」が好きなら一度触れてみて頂きたい。Mr. BungleとかSerj Tankianソロ辺りのファンは何かしら引っ掛かりそうです。男女ツインVo.でアヴァンギャルド・・・この手の音楽ではUnexpectPin-Up Went Downが思い浮かびますが、今作の人懐っこさはこれらのバンドとは完全に別ベクトルです。Unexpectは、先日の新譜でも順調にメタル然としてましたし。
あとはチャロやヴァイオリンとギターのユニゾンリフが楽しめるので、Apocalypticaが好きな方であれば要所要所でニヤリとできるかも。

ちなみに、前作「Sing-Along Songs for the Damned & Delirious」は、「メタル×スウィング×オペラ」のちゃんぽんが楽しめる、かなりバンドの名が体を表す一枚でしたが、そこから幅広く、ある意味キャッチーな変化を遂げています。キワモノ感が薄れた様な部分は、少し評価の分かれる所かもしれません。メタル感も相対的に薄くなってます。

・・・そして筆者、今回の文章を書くために、各曲の元ネタと思われるワールドミュージックを特定すべく色々調べるハメになりました。間違ってるかもしれないので、正解が別にあれば教えて頂ければと思います・・・!
【↓here is the sound !↓】 曲リストも追記にて。
[Diablo Swing Orchestra ♪「Pandora's Pinata」]の続きを読む

「パンドラのくす玉人形」

2012年05月14日 23:46

 悪魔の躍動管弦楽団!
彼奴らが新作の予告打ち出してきましたよー!(!?
・・・躍動管弦楽団てなんやねんと。OFUZAKEはそこそこにして、早速種明かししますね。
☆Diablo Swing Orchestra >facebook<
【 Rock/Classical/Jazz 】

“Diablo Swing Orchestra ― Voodoo Mon Amour”

5/22発売予定のアルバム「Pandora's Piñata」より、「ヴードゥー、私の愛しい人」ですっ!日本語にするとホント怪しいっすねコレ!(エントリのタイトルも和訳。Piñata:ピニャータって、中にお菓子とか入れて子供にプレゼントする、紙で作った人形なんですって。inメキシコ。fromウィキペディア。
※↑にAmazonへのリンクを貼ってありますが、発送時期が遅れて値段の安い物があったりと複数のラインナップがあったので、各々チェックして頂ければ幸いです。私が貼ったのは一番入荷が早い奴(一番高値でもある。

2009年作「Sing-Along Songs For The Damned & Delirious」はウチでもレビュー書いたんですが、上の動画を楽しむ分には、ジャンルの融合化がかなり進んでる印象です。前作のカオティックな印象からどこまでまとめてくるの、あるいは悪化するのか、非常に楽しみであります。
・・・超余談ですが、今回のアルバムタイトルがメキシコネタで先行シングルがもなむー(フランス語)で、ヴードゥーはハイチ共和国・・・どんだけ多国籍仕様ですかと。あ、バンドの出身地はスウェーデンっす。

さて、この勢いで、以下追加して女性の目立つメタルでもご紹介。
☆The Agonist >facebook<
【 Metal 】

最初こそ珍しくない女声ゴシックメタルやってましたが、続く2ndの一曲目イントロでいきなりスラップベースをかまし、その圧倒的な冒頭に違わぬ全編を貫く疾走感と音圧、そしてそこはかとないメロデス感を備えてしまったカナダのバンドである。

でね?

“Ideomotor”

新作「囚人共」・・・もとい「Prisoners」が6/5発売予定っ!
今作も安心のメロデスさと耽美への距離感。テクニカルなフレーズの妙に、どことなくProtest The Heroの香りも・・・!


☆HUNG >facebook<
【 Progressive / Melodic / Metal 】

女性ヴァイオリニストLyris Hung女史率いるアメリカNYの5人組です。あ、ヴォーカルは男声デスVo.です。
先日アルバムの、セルフタイトル「HUNG」を発売したとこなんですけど、これまたヴァイオリン入ってる割にクラシカルな感じがあんまりないです。
“Evil Tsar”

ネオクラシカル、ではありますね。フレーズ自体はクラシックなそれですが、音作り方面になると完全にメタル寄り。facebookのプロフィール上でChildren of BodomやArch Enemyをオススメしてくる位なので、やっぱりメロデスな連中でした。
ChthoniCも連想させるこの勢い。黒い要素こそ無いですが。

アルバムの全体像がどうなってるかは読めませんが、気になります。



たぶん毎度おなじみ、締めのセリフとか無しでフェードアウトです。



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